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心臓病の方は葉酸を摂取していいの?

心臓病にも種類はありますが、治療で薬を飲むと一生飲み続ける事になります。
この場合はほかの薬やサプリメントは服用を控えたほうがいいとされますが、葉酸サプリメントについては、心臓病予防の効果が期待できる事もあって服用しても良いとされています。

葉酸には動脈硬化を予防する効果が期待できます。
動脈硬化は心臓病の原因にもなりますから、葉酸を積極的に摂取すれば心臓病の予防効果も期待できる事になります。
心臓病になってしまった場合も、葉酸を摂取する事で、心臓にかかる負担を軽減できるため、治療に取り入れる事もあります。

人の体にはホモシステインという物質が存在します。
これは健康な人でも存在していますが、年齢とともに量が増えていき、悪玉コレステロールの元になります。
悪玉コレステロールは血管に負担をかけ、動脈硬化のリスクを高めます。

葉酸はホモシステインを代謝するのに欠かせない物ですから、積極的に摂取する事で悪玉コレステロールの増加を防ぎます。
これが結果的に心臓病の予防にもつながるのです。

既に心臓病になってしまった場合も、悪玉コレステロールの増加を防ぐ効果は、血管や心臓への負担を軽減できるので効果的と言われています。
ただし心臓病の治療は薬を飲み続ける事になるため、素人判断で安易にサプリを取り入れるのは危険です。
必ず医師に相談して、治療の妨げにならない事を確認してから取り入れてください。

基本的に葉酸はビタミンBの一種ですから、体に負担をかける事はありませんし、水溶性のビタミンですから、吸収されない分は体外に排出されます。
しかし時に栄養素が薬の効果を邪魔してしまう事もありますので、薬を服用している場合は必ず医師に相談してください。

ビタミンB12との相性が良いので、葉酸を取り入れる時はビタミンB12も一緒に摂取するのがおすすめです。
ただしこの場合も医師に確認を取り、許可を得てから取り入れてください。

心臓病予防にも効果が期待できますが、サプリだけ頼らず、食事や生活習慣も見直して行きましょう。