葉酸には細胞分裂を活性化させるという作用があります。
これは健康維持にも美容にも欠かせない作用ですが、赤ちゃんが成長する時にも欠かせない作用です。
妊娠初期の胎芽から胎児へと成長する過程では、脳や脊髄、神経という重要な部分が形成されるため、この時期は特に葉酸を必要とします。
妊娠初期には特に必要とされていますが、妊娠中期から後期、授乳が終わるまでも続けて摂取するのが理想です。
葉酸には細胞分裂を活性化させる以外にも、様々な作用があります。
造血作用、赤血球の合成、タンパク質の生成、タンパク質の代謝、ヘモグロビンの合成、脳や神経の発達を助けるなど、かなり重要な作用が多いのです。
ほうれん草がきっかけで発見された成分ですから、緑色の野菜に豊富に含まれています。
毎日欠かさず野菜を食べている人なら、ある程度の葉酸は摂取出来ています。
しかし妊婦の場合は1日に400から480マイクログラムが必要とされているので、食事だけでは効率よく補えません。
効率用補うにはサプリメントが便利です。
実際に妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸をサプリメントで摂取している人は、胎児先天性奇形や障害のリスクが改元される事も確認されています。
特に妊娠初期に不足してしまうと、脳や神経という重要なところに障害や奇形のリスクが高まるので積極的摂取はとても重要です。
男性にもメリットがあります。
男性が積極的に摂取すると精子の質が高まるといわれており、これにより妊娠の可能性を高くすると言われています。
妊婦には必要な物ですが、過剰摂取をしすぎると、葉酸過敏症になる事があります。
サプリメントでも毎日続ける事が重要とされていますが、1日の上限が1000マイクログラムと決まっています。
過剰摂取により葉酸過敏症になると、不眠症やむくみ、赤ちゃんの小児喘息のリスクを高めるなどデメリットになってしまいます。
サプリメントと食事を併用していても、1000マイクログラムを超える事はほとんどありません。
