必須

喫煙者ほど葉酸を摂取すべき理由は?

葉酸というと、妊婦が積極的に摂取すべき栄養素というイメージが強いと思います。
もちろん妊婦が多くの葉酸を必要とするのも理由がありますが、喫煙者も妊婦とは違う理由で葉酸の積極的な摂取が必要となります。
なぜ喫煙者に必要なのか、その理由を説明します。

ほうれん草やブロッコリーなど緑色の野菜や、ライチやアボカドなどの果物にも含まれているので、栄養バランスを考えて食事をしていれば適度に摂取出来ているので、不足する事はほとんどありません。
しかし喫煙者は食事で摂取していても、喫煙自体が葉酸濃度を低下させるので不足した状態となります。

不足する事で弊害が出るのは妊婦だけではありませんから、喫煙者は積極的に取り入れる必要があります。
年齢とともに血液中のホモシステインという物質が増えていきます。
ホモシステインは酸化すると悪玉コレステロールに変わり、血管を傷つけ動脈硬化を引き起こします。

喫煙をすると血管が収縮しますし、活性酸素が大量に発生します。
葉酸はホモシステインの代謝を促し悪玉コレステロールになるのを防ぐ事ができますが、喫煙による不足と、活性酸素の大量発生でホモシステインを代謝できなくなり、活性酸素がホモシステインを酸化させ、悪玉コレステロールとなり動脈硬化のリスクが一気に高くなります。

これでは食事から摂る量では圧倒的に足りていませんし、サプリメントからきちんと摂取していないと慢性的な不足状態に陥り、心臓病のリスクを高めます。
動脈硬化は他にも命に関わる病気のリスクを高めますから、本来なら禁煙が一番の解決策です。
しかし簡単にはいかないため、積極的の葉酸を摂取する事が重要となるのです。
これは喫煙に限らず、飲酒でも同じ事が起こります。

従って喫煙者もお酒を毎日のように飲む人も、葉酸は効率の良いサプリメントから摂取するのがおすすめです。

喫煙も飲酒も度が過ぎればそれ自体が健康を害します。
禁煙と禁酒が一番の近道ですが、できない場合はサプリメントで取り入れましょう。